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草場勇次・奈美子作「椿 飯碗」I 練り上げ技法 有田焼 艸窯
制作上やむを得ないものであります。ご了承くださいます様お願い申し上げます。
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◆商品詳細◆
「椿 飯碗 」
作者:草場勇次・奈美子 工房名・艸窯(そうがま)
■寸法
径 約 11cm 高さ6cm
■重さ
約184g
■材質・質感
磁器 しっとり
■技法
彩磁練上
■産地
佐賀県西松浦郡有田町 / 有田焼
■対応機器
食器洗浄機 可〇 ※電子レンジ 可〇 ※オーブン 不可X ※直火 不可X
■おすすめ用途
飯碗・汁碗・小鉢
※寸法・重さなどは個体差があります、多少の誤差はご了承くださいます様お願い致します。
※店舗でも販売しておりますので、在庫ありの商品でも稀にタイミングの差で売れてしまう場合があります。予めご了承くださいますようお願い致します。
※SOLD OUT(売り切れ)の場合、入荷日などを知りたい場合、お手数ですがCONTACT(問い合わせ)ページからお問い合わせください。
■ ■ 商品説明 ■ ■
有田焼・艸窯(そうがま)の草場勇次さん・奈美子さんが手掛ける「椿飯碗」です。
直径約11cm、高さ6cmほどの程よい大きさで、手にした瞬間に感じる軽やかさと安定感が魅力。毎日のご飯を美しく引き立て、食卓に華やぎを添えてくれる一品です。
この作品の最大の特長は、艸窯ならではの「練り上げ技法」を用いた表現力にあります。特に椿の花びら部分は、希少な技法である「釉裏紅(ゆうりこう)」を用いて制作されており、深みのある紅色が釉薬の下から透けるように浮かび上がります。花びらの周囲には淡く紅のにじみが広がり、幻想的で奥行きのある景色を見せてくれます。まるで春先の柔らかな光の中に咲く椿をそのまま器に映し取ったような雰囲気です。
さらに葉の部分は濃淡二色の緑を組み合わせて表現され、自然な立体感とみずみずしさが感じられます。練り上げ技法だからこそ、模様が器の内外に一体となり、まるで土そのものが花や葉に姿を変えたかのような独特の存在感を放っています。
椿は日本の伝統的な花であり、冬から春にかけて咲くことから「生命力」「気品」といった花言葉を持ちます。そのため、日常使いはもちろん、縁起物として贈り物に選ばれるのもおすすめです。結婚祝い、新築祝い、長寿のお祝いなど、大切な方への贈答にもふさわしい一品といえるでしょう。
ご飯茶碗としてはもちろん、軽めの丼やお茶漬け、小鉢としての使い道も広がります。ひとつひとつ手作業で仕上げられているため、模様や色のにじみ方にわずかな個体差があり、それぞれが世界に一つだけの景色を持っています。手仕事の器ならではの温もりを日常で感じていただけることでしょう。
艸窯の草場勇次さん・奈美子さんは、伝統技術を現代の暮らしに寄り添う器へと昇華させています。この「椿飯碗」は、その代表的な作品であり、使うたびに心を和ませる存在となることでしょう。
艸窯の練り上げ技法について
艸窯の練り上げ技法(ねりあげぎほう)は、有田の白磁に色の顔料を練り込み、色の磁器粘土を作ることから始まります。


この色磁器粘土を使い模様を作り、パズルのような平らな板状や帯状のシートを作り、最後に型にはめて成形します。


絵付けとは違う「素材の温もりを感じる磁器の作品」が特徴です。



艸窯は草場勇次・奈美子・瑛人先生の家族で作陶をしております

草場勇次 (写真 真ん中)
1955年 佐賀県有田町に生まれる
1979年 日本大学卒業
1984年 父について作陶に入る
1988年 九州山口陶磁展 通産大臣賞(第1位)
1990年 ながさき陶磁展 知事賞(第1席)
以後県展・西部工芸展・西日本陶芸美術展などで入賞、入選を重ねる
1995年 朝日クラフト展 招待出品
2009年 九州山口陶磁展 県知事賞
2011年 日本陶芸展 伝統部門入選
草場奈美子 (写真 左)
1956年 神奈川県小田原市に生まれる
1979年 学習院大学卒業後有田へ移住
佐賀県窯業試験場(現窯業技術センター)にて下絵つけ・釉薬・デザインを学ぶ
1982年 県立有田工業高校窯業科にてロクロを学び、窯業研修を重ねる
1984年 諸窯にて陶芸修業
1990年 艸窯にて作陶生活に入る
1991年 九州山口陶磁展にて初入賞、以後入賞を重ねる
2003年 二人展を開始
2005年 TOBU池袋店にて初個展2005年 TOBU池袋店にて初個展
2016年 有田国際陶磁展 有田町長賞
2018年 有田国際陶磁展 陶業時報社賞
2021年 有田国際陶磁展 技能賞
草場瑛人 (写真 右)
1982年生まれ
2000年 航空自衛隊生徒隊卒業
2005年 ニューヨーク州立NCC音楽科卒業
2006年 エイベックス株式会社入社
2008年 株式会社ワードレコーズ入社
2015年 艸窯に入る
2017年 有田国際陶磁展初入選
2019年 AMAKUSA陶磁器コンテスト準グランプリ
2021年 有田国際陶磁展入選
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※当サイトで扱う作品は、手作業でひとつひとつ作られた物が多く、表示した寸法と若干ことなる事がございます。
パソコン環境においても、色味や雰囲気にも差異が生じてる事もあります。あらかじめご了承くださいますようお願い申し上げます。